2018年1月からTBSの金曜ドラマ「アンナチュラル」が始まります。石原さとみさんが法医解剖医として主演します。
そこでドラマのタイトルのアンナチュラルとはどういう意味なのか気になりますよね。ドラマの内容とアンナチュラルの意味を調べてみました。
また、「アンナチュラル―小説・自閉症〈上〉〈下〉」という小説があり、ドラマの原作との関係やその本の紹介を簡単にしていきます。
そしてドラマ「アンナチュラル」の脚本は野木亜紀子さんが担当しており、野木亜紀子さんのこれまでの作品を紹介します。
アンナチュラルの意味は?
ポスター撮影でのオフショットをお届けします😉📸
ポーズも息ぴったりの3人😏✊
ポスターの出来上がり、ぜひ楽しみにしていてください♪#tbs #金曜ドラマ #アンナチュラル #石原さとみ #井浦新 #窪田正孝 #市川実日子 #松重豊 #野木亜紀子 #UDI pic.twitter.com/xyeACx6BYl— 『アンナチュラル』TBS金曜ドラマ (@unnatural_tbs) 2017年10月28日
2018年1月から始まるTBSの金曜ドラマ「アンナチュラル」は石原さとみさんが解剖医の役を演じます。
実際国内に170名くらいしか登録されていない法医解剖医が主人公の三澄ミコト(石原さとみ)の職業です。
死因究明専門の専門家が集結した、「不自然死究明研究所(UDIラボ)」が舞台で、UDIラボには連日、不自然な死(アンナチュラル・デス)の死体ばかり運び込まれます。
ミコトと共に働くUDIラボのメンバーには法医解剖医の中堂系(井浦新)、記録員の久部六郎(窪田正孝)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、所長の神倉保夫(松重豊)がいます。
主人公のミコトは「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置することが許せません。不自然な死の裏には必ず突き止めなければいけない真実(偽装殺人や医療ミス、未知の症例など…)があります。しかし現実の日本では、不自然な死体のほとんどが解剖されないで火葬されてしまっています。
ミコトやUDIラボのメンバーと一緒にその現実に向き合い、色々な死因を明らかにして、未来の誰かを救うストーリーです。このドラマのテーマは「死と向きあうことで、現実の世界を変えていく」だそうです。
UDIラボで仕事する人たちの人間ドラマを中心に、毎回色々な「死」を扱い、その裏側にある謎や事件をスリル満点で解き明かしていきます。1話毎に話が完結するタイプの法医学ミステリードラマです。
そこでドラマタイトルの「アンナチュラル」の意味は「不自然な死(Unnatural Death)」の「不自然な」という意味です。
ドラマの舞台も「Unnatural Death Investigation(UDIラボ:不自然死究明研究所」という名前です。
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アンナチュラル原作は小説「自閉症」?内容は?
このドラマは原作なしのオリジナル作品です。一方、竹内願人さんの小説「アンナチュラル―小説・自閉症〈上〉〈下〉」がありますが、このドラマとは関係ないようです。
この小説は医師である作者が自閉症の本当の原因は何なのかを、新聞記者や精神科医という登場人物が追究していく話です。
駆け出しの新聞記者、白川由岐恵と若き精神科医の古谷信一郎が国際的な組織のリードにより、自閉症の原因を研究する医学者とか宗教者に出会って、彼らから人間の認識の発達に関することを聞きます。
一方、自閉症と早期教育の関係性について調べているフリージャーナリストの椎名麻紀も、取材していくうちに仏教思想の「唯識」にたどり着きます。
昔から人類の叡知が警告し続けていた真実を、ルソーの小説風教育論「エミール」とオスターデの絵や、仏教の教えから探究者たちは見出します。
結局この小説ではフィクションとはいえ、自閉症は乳幼児期にテレビ漬けの環境でいると子供の成長が妨げられてしまうことを主張しているようです。
また、小さいうちからたくさんのことを教え込むと人の能力が著しく発達するという教育システムを忠実に説明しており、その上でテレビ漬けの問題を批判しています。
一昔前は自閉症は親の育て方によると言われてきて、今の医学では自閉症は生まれつき脳の機能障害だと言われています。
小説とはいえ、自閉症を持つ方やその親御さんがこの本を読んだらどう感じるのか、懸念をぬぐいきれません。
原作なし!野木亜紀子 渾身のオリジナル作品!
このドラマは野木亜紀子さんの渾身のオリジナル脚本です。野木亜紀子さんは2010年に「さよならロビンソンクルーソー」で第22回フジテレビヤングシナリオ大賞を獲り、フジテレビでドラマ化し、脚本家デビューしました。
最近ではTBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本を務め、第6回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を獲りました。
またTBSのドラマ「重版出来!」で東京ドラマアウォード2016脚本賞を獲り、「逃げるは恥だが役に立つ」と一緒に、コンフィデンスアワード・ドラマ賞年間大賞2016脚本賞を獲りました。他の作品も紹介します。
ドラマ
- 2012年、フジテレビのドラマ「ラッキーセブン」
- 2012年、フジテレビのドラマ「主に泣いています」
- 2013年、TBSのドラマ「空飛ぶ広報室」
- 2015年、日本テレビのドラマ「掟上今日子の備忘録」
映画
- 2013年の「図書館戦争」
- 2015年の「図書館戦争―THE LAST MISSION―」
- 2015年の「俺物語!!」
- 2016年の「アイアムアヒーロー」
漫画や小説の実写化作品が多いですね。
それだけ野木亜紀子さんの脚本は原作ファンも魅了するような作品なのかと思います。
また野木さんは視聴率の責任が存在するとすれば、まずその責任は脚本家であり、次にプロデューサーで、役者のせいにすることに疑問を持っているそうです。
脚本家としてのプロ意識を感じますね。
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まとめ
来年1月からスタートするTBSの金曜ドラマ「アンナチュラル」、石原さとみさんが解剖医という役をするそうです。
アンナチュラルの意味は不自然なという意味ですが不自然な死について解剖医が究明していくストーリーだそうです。
このドラマは原作がなく野木亜紀子さんのオリジナル脚本だそうです。これまでに「逃げるは恥だが役に立つ」などヒット作を担当してきた野木さんです。
今回は渾身のオリジナル脚本だそうで、どのような構成で話が展開していくのか、気になりますね。来年1月が楽しみです。