2019年夏ドラマ『ルパンの娘』から原作ネタバレの結末をしていきます。
ドラマ『ルパンの娘』を視聴していく内に、泥棒一族の娘・深田恭子さんと刑事一課の息子・瀬戸康史さんの2人の運命がどのようになってしまうのか知りたい人も多いはず。
結末は、離れ離れになってしまう?それともハッピーエンドを迎えることができる?
今回は、原作ネタバレ結末の簡潔バージョンと、より深く結末を知りたい向けに最終回ネタバレバージョンをしていきます。
目次
ルパンの娘 原作ネタバレ結末を簡潔に!相反する三雲家と桜庭家の一族
三雲家と桜庭家一族
泥棒一家“Lの一族”(三雲家) | 刑事一課(桜庭家) |
三雲 巌(麿赤児)・・華の祖父、伝説のスリ師 | 桜庭和一(藤岡弘、)・・和馬の祖父、捜査一課長 |
三雲マツ(どんぐり)・・華の祖母、鍵開け専門 | 桜庭伸枝(?)・・和馬の祖母、警察犬訓練士 |
三雲 尊(渡部篤郎)・・華の父、美術専門の泥棒 | 桜庭典和(信太昌之)・・和馬の父、警備課 |
三雲悦子(小沢真珠)・・華の母、貴金属専門泥棒 | 桜庭美佐子(マルシア)・・和馬の母、鑑識課非常勤 |
三雲 渉(栗原類)・・華の兄、ハッカー | 桜庭 香(さとうほなみ)・・和馬の妹、交通課 |
三雲 華(深田恭子)・・三雲家長女、和馬の恋人 | 桜庭和馬(瀬戸康史)・・桜庭家長男、華の恋人、捜査一課所属 |
ー | ドン・・和馬家ペット、元警察犬 |
原作のルパンの娘では、泥棒一家Lの一族の娘と、家族全員が警察官という青年が、許されない恋愛に猛進していく物語。
その主人公の三雲華は、泥棒を専業に受け継ぐことを拒否して、ありのままの女性に見せるように図書館司書として勤務しています。
そして、警視庁捜査三課に所属する刑事の桜庭和馬は、代々警察官を世に送り出してきた有名一家で育つサラブレッド。
そんな2人は図書館で巡り合って恋に落ちるのです。
ある時和馬の実家に行くことになるのだが、華は、玄関に飾られている桜庭家の家族写真を見て愕然とし、決して許されない恋愛をしていたことに、気づかされたしまったのです。
結婚まで考えていた和馬、華も近いうち別れざるをえないと物悲しい感情を抱えます。
そんな中、華の祖父である巌が、何者かによって顔を潰され殺害されるという事件が発生します。
和馬は事件の捜査をはじめ、華も祖父の事件の真相を追うことを決意します。
ルパンの娘の原作は4章構成
原作小説は大きく分けて四章立てになっています。
- 第一章 刑事と結婚する方法
- 第二章 刑事は泥棒がお好き
- 第三章 招かれざる泥棒
- 第四章 泥棒より愛をこめて
原作小説は4章構成となっており、これまで二人の結婚の行方や、祖父の殺害犯探しが絡み合い、どんどん物語が進んでいく内に最終章で一気にどんでん返しが来ます。
原作を読んだ方は、殺人事件や家族ぐるみでの交流など、伏線となった計略の罠にはまった方も多いかもしれません。
両方の家族の愛情は非常に身に染みて思いやられてしまい、唖然とする一方でホッとする人情味のある結末を迎えます。
ルパンの娘は、最後には華と和馬、両方の家族共々、ハッピーエンドの結末を迎えて終わります。
では、次にもっと詳しく知りたい人に向けて、より深く原作のネタバレしていきます。
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ルパンの娘 原作ネタバレ結末をより深く!まさかのどんでん返しが待っていた!
ここからネタバレ!
華の祖父の巌(麿赤児)は、泥棒一家の中でもスリの名人で、小さい時に華に古風のスリの手法の英才教育を受けてきた。
しかし、華の父親の尊(渡部篤郎)は、先端的な泥棒で巌の旧式のスリに反論したために、祖父は放浪して暮らすことになった。
ある日、三雲華(深田恭子)が桜庭和馬(瀬戸康史)の家にやってきた際に、華の祖父である巌(麿赤児)が何者かによって殺されて事件が発生する。
帰宅した華は、河川敷で顔が潰れた殺人事件のニュースを見る。
ニュースでは、発見された遺体の身元は、ホームレスの立嶋雅夫と言われていたが、そのことに華の兄の渉(栗原類)が動揺するのだった。
実はハッキングの名人・兄の渉は、過去に祖父の巌に頼まれて、警視庁のデータベースを立嶋雅夫のデータに書き換えていたのだった。
事実確認するために父親の尊と華は、病院の霊安室に忍び込んで遺体が本物かどうか確認する。
相当顔が潰れて巌と判別できない状態だったが、指にはめている結婚指輪は確かに巌のものだった。
一連の事件にショックを受ける華は真相を解明するため独自に調査することに。
刑事の和馬は、皮肉にもこの事件の担当を任されることになり、先輩の巻栄一(加藤諒)と一緒に捜査を開始する。
華と和馬は独自で調査を開始、50年前までさかのぼることに
和馬は立嶋雅夫の昔の職場やホームレスの世話をしているNPO法人の人物に会って調査すると、警察のデータベースの写真の男が立嶋雅夫じゃないことを知る。
データベースの写真は、三雲巌のものだったのだ。
しかし、立嶋雅夫には前科があるので、指紋も警視庁のデータベースに存在して指紋は一致した。
立嶋雅夫は、池袋でホームレス生活をしていて、段ボールの中で体が冷たくなっていたところを仲間に発見されるが、助けを呼びに行っている間に消えてしまっていた。
その立嶋雅夫の遺体のポケットに入っていた、ハンカチの刺繍のイニシャル「M」から意外な事実が判明する。
それは、2人の祖父に関わる50年前の事件で、華が独自に調べていくと、華の祖父・巌と和馬の祖父・和一は明成大学の同級生で、知り合いだったことが発覚したのだ。
そんな2人は、昔に錦糸町の居酒屋で月に一度、飲んでいく仲になり和一と巌とは明星大学の同級生で、寮も一緒であった。
ある日、巌は剣道部のマドンナ・伸枝とデートをする約束をしていたが、急に体調が悪くなって、代わりに和一にデートに行くように頼んだ。
そのようなことがきっかけとなり、和一と伸枝は付き合い、その後は巌とも3人で仲良く過ごすことになる。
ところがある日、部活で遅くなった深夜に巌が伸枝を送っていく途中で、何者かに暴漢に襲われるのだったが、巌の反撃のおかげで伸枝は事なきを得た。
卒業を迎えた3人は、明成大学は優秀な私立大学なので和一は代々警察一家ということで警視庁の捜査一課へ、そして伸枝は警察犬のトレーナーになっていた。
巌は世界中を巡りたいという夢から、貿易会社に内定が決まっていたが、伸枝の事件に責任を感じて、就職はすることはせずに、家業のスリを犯しながらも、暴漢事件の犯人を捜していた。
和一と伸枝が結婚をし、しばらく巌とは会っていなかったが、錦糸町の居酒屋で偶然再会した時に、つい最近犯人を見つけたと和一に報告したのだ。
和馬は華が泥棒一家の娘であること知り、警察官としての正義感を優先して華と和馬の2人は別れることにした。
それから、和馬はお見合いをして、一週間後に巻のいとこ・橋元エミリと結婚式を迎えることになった。
結婚式の当日に、和馬の結婚式場の接客役として華も居合わせていた。
三雲家は前もった作戦を立てて、華のために新郎の和馬をさらう大胆で華麗な計画を実行しようとした。
ところが和馬には、この式の会場を余興と見せかける更に大胆な行動に走る。
それは、ホームレスの立嶋雅夫を殺害した犯人を逮捕しよう試みていた。その立嶋雅夫を殺した犯人こそが、和馬の先輩刑事の巻栄一だったのだ。
巻栄一も先祖代々から、警察一家の家系生まれ育ち、とても優秀な弟にコンプレックスを抱いていた…。
50年前の暴漢事件の真実が明らかに
そんな巻栄一がなぜ立嶋雅夫を殺したのか?…それは、50年前の暴漢事件と絡んでくる。全ては巻の父親・英輔からの命令からだったのだ。
50年前に巻の父親も、巌や和一と同じ明成大学の学生だった。
巌と伸枝を襲った犯人は、実は巻の父親で、事件のことを知っているという男・立嶋雅夫に付きまとわられて困っていたのだ。
それで、孫である栄一に相談したところ、栄一は今まで頼られたことがなかったので、それを聞いた途端とても嬉しくなり、犯行に至ったのだ。
しかし、どういうことか、巻栄一は顔は殴り潰してはいないと答える。
後日、華と和馬が三雲家を訪れると、和一と巌が将棋をしているところを目撃するのだった。
そう、今回の騒動は2人の祖父によって全て仕組まれていた計画だったのだ。
巌は、巻英輔が犯人だと悟ったことで、ホームレスの立嶋雅夫がグッタリしていたところを手を差し伸べ助けるが、いざとなれば駒として利用しようと考えていた。
だが、立嶋雅夫は巻に直接会って要求を出したが栄一に殺されてしまい、すぐ近くに潜んでいた巌は立嶋の顔を潰して、自身に偽造することにした。
スリの名人の巌は、巻に気付かれずにハンカチを奪い取って、立嶋のポケットに押し込んだ。
あの河川敷で発見された事件は、全ては巌と和一が仕組んだことだったのだ。
全ては華と和馬の為に計画していきたこと
全ては華と和馬の出会いから計画されてきたことだった。
いつものように居酒屋で飲んでいた巌と和一は、「孫同士が出会ったらどうなるか?」とほんのいたずら心から思い付きで行ったことだった。
当然、図書館の出会いは2人のじいさんが仕組んだことであり、その後も順調に、華と和馬が恋に落ちて、付き合うことになる。
しかも、「結婚させられないかな!警察一家と泥棒一家が結婚したら愉快なことになる」と和一が言ったことによって、お互いの立場も全てを理解した上での結婚をしてほしいと思うようになった。
華には、兄の渉にデータベースを書き換えさせたことで、死体が巌であるように思わせておいて、和馬には一連の事件を解決するためにアクションを起こさせることで、華の祖父・巌にたどり着くかどうかお題を出していた。
華が泥棒一家の娘とわかったところで、警察一家の桜庭家の嫁になることは許されるはずがないと判断して別れを切り出したが、距離を置いたことでお互いの大切さを理解して再び祖父たちの元へ戻ってくる。
「わしらくらいになると、だいたいのことは予想できるのじゃ」と、ここまで把握していたかのように巌と和一は鼻高々で笑みをこぼす。
すべてを知った華と和馬はあきれながらも、「全て2人の計画通りになったと思っているけど、こうなることは予想できなかったでしょう」と華がお腹に触れる…。
なんと華が妊娠をしたと報告をするのだ。
さすがの巌と和一もこればかりは予想外の出来事で、ひ孫の誕生に胸を躍らせるのであった。
ルパンの娘 原作とドラマの結末の違い!華と和馬どうなる?
放送前の段階では、原作とドラマでは特に違いはありません。
このまま、原作通りの展開に迎える可能性もありますが、2点3点と捻りがないと物足りない作品になりかねない印象を受けます。
今回『ルパンの娘』脚本を担当した徳永友一さんは、ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』『嫌われる勇気』映画『カイジ ファイナルゲーム』(2010年予定)など、刑事ドラマやトリック系のある作品を数多く手掛けているので、このままの演出で終わることはないと思われます。
かなり癖の強いインパクト満載な作品となっているので、原形はそのままで謎解きの部分の違いなどに注目すると面白いかもしれませんね。
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原作ネタバレ結末まとめ
2019年秋ドラマ『ルパンの娘』の原作ネタバレの結末を簡潔に!それと、より深く原作ネタバレの2つをご用意しましたが、いかがだったでしょうか?
50年前、じいちゃんたちの出来事からさかのぼり、華たちの出会いから今まで計画的に仕組まれた、双方一家で巻き起こる大騒動だったことが分かりました。
ドラマでは、この物語の広大な演出をどのようにして再現するのか、華や和馬、両家の一家の行動などを最終回まで面白おかしく見届けていきましょう。
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