出典:池脇千鶴オフィシャルサイト
今年7月からTBSの日曜劇場で「ごめん、愛してる」というドラマが始まります。
このドラマに池脇千鶴さんが民放連続ドラマでは2003年のフジテレビのドラマ「大奥」以来、久しぶりに出演されます。
池脇さんは高次脳機能障害を持った役を演じます。池脇さんの演技力のすごさと彼女が演じる役柄について紹介します。
さらに高次脳機能障害とはどういったものなのか、詳しく説明します。
池脇千鶴の演技力がすごい!
出典:スポニチ
・池脇千鶴さんは1997年に「三井のリハウス」のCMの8代目リハウスガールでデビューしました。
・2001年にはNHKの連続テレビ小説「ほんまもん」で料理人を目指すヒロインを演じました。
・2002年、スタジオジブリのアニメ映画「猫の恩返し」で声優として主役の声を担当します。
・2004年、映画「ジョゼと虎と魚たち」にジョゼ役で出演し、妻夫木聡さんとのベッドシーンは話題になりました。この映画で第18回高崎映画祭最優秀主演女優賞を獲りました。
・2007年、NHKの大河ドラマ「風林火山」で三条夫人役で出演しました。
・2014年、映画「そこのみにて光輝く」に出演し、第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞をはじめ、国内、海外で多数賞を受賞しました。
このように数々の賞を受賞している池脇さんの演技力は保障付きです。
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ごめん、愛してる 池脇千鶴の役柄は?
出典:毎日キレイ
「ごめん、愛してる」で池脇千鶴さんが演じる役柄は、主人公、岡崎律(長瀬智也)と同じ児童養護施設で育っていて、8歳の息子がいて、若菜自身は高次脳機能障害を持っている河合若菜という女性です。
若菜が7歳くらいのとき、事故にあってから、高次脳機能障害になり、そのときの知能で止まっています。
ぱっと見、若菜は健常者のように見えますが、記憶障害や注意障害など、いくつかの障害が併発して日常生活に支障が出ることがあります。
若菜は律と幼馴染で、純真無垢で本能的に慈愛に満ちていて、律をすごく求める役です。また若菜は人を憎んだり、恨んだりする気持ちを持っていない女性です。
「自分が守らなきゃ」と律から思われています。
このドラマにとって河合若菜はかなりのキーパーソンだそうです。
池脇千鶴が演技する高次脳機能障害とは?
池脇千鶴さん演じる河合若菜が持つ「高次脳機能障害」について説明します。
「高次脳機能障害」の「高次脳機能」とは、様々なことに注意したり、記憶や思考、判断を行う人間ならではの脳の機能です。
「高次脳機能障害」になる原因で一番多いのは「脳卒中」です。
「脳卒中」の中には、脳の血管がつまる「脳梗塞」や、脳の血管が破れる「脳出血」、血管にできた動脈瘤が破れる「くも膜下出血」などがあります。
次に多いのが交通事故やスポーツ事故などによる「外傷性脳損傷」です。
他には「低酸素脳症」、「脳腫瘍」、「脳炎」などがあります。
ここまでは診断基準対象になり、治療を受けられます。ほかにも「脳性まひ」、「発達障害」、「うつ病」、「アルツハイマー」などが原因になることもあります。
若菜は事故によるものなので「外傷性脳損傷」が原因です。
高次脳機能障害の症状は、外見で目立つことがないので、障害をもっていることを本人やまわりの人が気付くのに時間がかかることがあります。
環境が複雑化するところで初めてその症状に気がつくことが多いそうです。
脳を4つの部位、「前頭葉」、「後頭葉」、「頭頂葉」、「側頭葉」に分けるとそれぞれの部分で、脳の働きが違ってきます。
「前頭葉」は注意や思考、感情をコントロールしたり、物事の整理や処理、実行をします。
ここに損傷を受けた場合、「注意障害」(ぼーっとしていることがよくある)、「遂行機能障害」(効率的に処理できない)、「社会的行動障害」(怒りっぽくなる、やる気がでないなど)があります。
出典:http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/7001/dainou/koujino-shoujo.html
「後頭葉」は視覚を制御しています。
「頭頂葉」は触覚を制御しています。
「側頭葉」は聴覚を制御しています。
他にも、「記憶障害」、「失語症」(うまく話すことができない、字が読めない)、「左半側空間無視」(視野の左側に注意がいきづらい)という症状があります。
治療は個人の症状に合わせてリハビリテーションします。
治療する人がどういう生活を目標としているかによって必要となるリハビリテーションは違ってきます。リハビリテーションだけで症状が治まらないときは薬を用いることもあります。
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まとめ
今度始まるドラマ「ごめん、愛してる」に池脇千鶴さんが、14年ぶりに民放連続ドラマに出演されます。
池脇さんが演じる役は、高次脳機能障害を持つ難しい役柄です。池脇さんはこれまでに女優として数々の賞を受賞していて、実力は保障付きです。
このドラマの脚本家とプロデューサーが池脇さんに熱心にアプローチしたことで出演が決まったそうです。
高次脳機能障害の方は一見健常者と変わらないみたいですが、日常生活を送るのはとても難しいらしく、池脇さんがどのように演技されるのか楽しみです。
池脇さん自身も高次脳機能障害について勉強して、実際にその障害を持っている方3人と会って、話をされたそうです。さすが勉強熱心ですね。
こういう努力をされている方だからこそ、演技にリアリティが生まれていくのだと思います。
池脇さんが出るドラマ「ごめん、愛してる」のスタートが待ち遠しいです。
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